王子降臨☆気まぐれロック魂

A cat has 9 lives*猫に九生,抱腹生活

28
Tue
2014

赤瀬川原平のねこを読む

CATEGORYねこを読む
赤瀬川原平さんが26日、亡くなられました。享年77歳。
前衛美術家であり芥川賞作家(尾辻克彦)でもあり、そして猫好きである赤瀬川さん。
昔はむしろ猫嫌いだったらしいですが、いつのまにか家に猫がきて、
一緒に暮らすうちに猫の事情もわかってきて(笑)、結局は好きになってしまったという。

そんな猫好きの赤瀬川さんが書かれた猫に関する著作が、我が家に3冊あります。

141027_akasegawa.jpg

左端の『ニャーンズ・コレクション』は、
美術家でもある赤瀬川さんらしい切り口による猫名画紹介の1冊。

猫名画と書いたけれど、猫が主役として描かれている有名な絵画、ということではない。
猫というのは、どうも名画になりそうな絵を画家が描いてる最中に
こっそりとその絵の中に潜り込む才能があるらしく(赤瀬川氏説)、
そのような猫が堂々と描かれていたり密かに潜り込んでいたりする世界的名画を
氏の脳内に存在する「マタタビ美術館」に所蔵されるニャーンズコレクションからピックアップ、
そんな名画にこっそり描かれた猫たちにスポットライトをあてた、妄想企画ものです。(笑)

nearnesCollections.jpg 小学館

猫は絵がすきだということは、まだ余り知られていない。

から始まる「あいさつ」からして妄想全開、さすが芥川賞作家だけあって筆力は確かだから、
名画を新たな知的(?猫的)側面から眺めつつ、猫の本質解釈にもにんまり、楽しめます。


真ん中の『猫の文明』は、写真も入っているけれどモノクロだし、
文字も多めかつ、小さめなのでローガンには少々辛いけど、妄想系には違いなく。(笑)

nekonobunmei_.jpg 毎日新聞社

タイトルに「文明」があるだけに、大言壮語風味でありつつも語り口は淡々、
今、世の中に密かに猫の文明が発展している(らしいw)その手法というのが、
「猫のお茶会」にあるという仮説のもとに日常の風景にみえる猫の動作を解説、
その流れで箸休めとして(笑)、日常遭遇したわんこのことにも触れています。
表紙のイラストもはもちろん、本文中のイラストも氏によるもの。


『猫から出たマコト』は、「猫」がついた14の諺を赤瀬川原平流に解釈、
彼が撮影した外猫さんの写真と一緒に展開されています。

日本出版社

例えば「猫を被る」。これは人間のことなのだろう・・・と口火を切りながらも
猫というのは、本当は猫を被ってるんじゃないだろうか・・・(笑)と疑問を呈し始め、
猫ならそれぐらいやりそうだ・・・という猫の可能性(なのか?)に触れながら、
猫の被り物が元NYY松井選手に被られる妄想にまで発展・・・ というように、
ユニークな視点で猫の諺から猫の本質をあぶり出そうとした(?)、
猫飼いなら思わずニヤリとなるこれまた妄想の1冊です。


141027_kari.jpg
虹の橋特派員かり「 猫好きの妄想好きという変態がこっち来るんやな」


(; ̄ b ̄) シーーッ!! 変態ちゃうから。仲良くしてもらいや。


5〜6年前だったか、赤坂のお蕎麦屋さんで何回か赤瀬川さんをお見かけしたことがあります。
編集者との打ち合わせといった場のようでしたが、
相手の方に笑顔で接せられているその人当たりの雰囲気が変態には見えず(当たり前w)、
きっとお人柄も優しくステキなんだろうなぁと想像できる柔らかさで、
思わず 「ニャーンズ・コレクションの続編期待しています!」
とお声がけしようか逡巡、結局横目で眺めていたことを思い出すなぁ・・・(^-^;

ご冥福をお祈りします。合掌。



himeojigi.gif にゃんきんぐににゃんにゃちゅう〜 =^. .^=
 bn_mixtato.jpg 
         =^. .^= 応援ありがとにゃ〜



***

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11 Comments

やらいちょう  

元々猫嫌いが猫好きになると
手が付けられないくらいの猫好きになるみたいですww
この方は知りませんでしたが
相当な猫好きのようですね。
ちょっと本屋で手にとってみたいと思います。

2014/10/28 (Tue) 06:33 | EDIT | REPLY |   

まろにゃん  

ニャーンズコレクションを紹介していた事があったけど、赤瀬川原平に声をかければよかったね。
友達の叔父さんなので、お宅拝見(屋根のにらを見に)に行った時、お目にかかった事がある。
そして描かれた絵のコピーは我が家のパソコン部屋に飾ってあるよ。
ぱんとらさんもきっと惹かれるだろう絵なのだ♪

2014/10/28 (Tue) 09:26 | EDIT | REPLY |   

Gavi  

赤瀬川原平さん、知らなかったけど、ご本の表紙でステキなご本って分かるような気がするにゃあ!
猫好きな人は(¬_¬)チラッ (*゚ー゚)(*。_。)ウンウン にゃんこのオチリ見て喜んだり・・・
ちょびっと変態な人が多いけど・・・
この人はステキな方だったんですね^^
お空でにゃんこに囲まれて、楽しい時が過ごせちゃうと思うのにゃ!

ずっとおやすみしてて遊びにこられない時もあってごめんにゃあ!

2014/10/28 (Tue) 10:33 | EDIT | REPLY |   

ケイママっち  

恥ずかしながら、赤瀬川さんの事、訃報記事で、作家さんが
亡くなったんだって初めて知った体たらく者なのだけれど…。
最初、嫌いだったのが好きになってしまった。
それはもう、どれほどディープに虜になってしまったのか
容易に想像つきそうな。
紹介してくださった本、すごく気になる・・・。
探してみようかな。
(↓パンダ銭湯もすっごく気になるけど)
ご本人に何度もお会いになった事あるんですね。
なおさら、訃報が寂しいですね。
ご冥福を一緒にお祈りさせていただきます。

カリちゃん、ようきたなって見上げて歓迎してあげてるかな?(^^)

2014/10/28 (Tue) 11:58 | EDIT | REPLY |   

REI  

私も路上観察しか知らなかった。 作家さんでもあったんですね。

そして、ぱんとらさん、貴女こそ何者?
書評が上手過ぎ! 
アマゾンのレビュー読んでも買いたくならないのに、
ぱんとらさんの紹介でポチってしまいましたよ!
とりあえず「マコト」。 文明は売り切れでした。
画集はぱんとらさんの書評で買いたくて仕方ないんだけど、
美術に殆ど興味ないから無駄になるかもと悶絶中。

魅力的な方なのに、早く亡くなり残念です。
そしてその方の一面しか知らなくて、もっと残念でした。
教えて下さってありたとうございます。

我が家の保護猫のご紹介も、いつもありがとうございます。
ふうちゃんの希望者さん、これ以上ないという程に良いご家族なんですが、
ワンちゃんとの相性があるので、期待しすぎないで待つ事にしています。
なにせふうちゃん、暴走族なんで。
シマシマーズも夫々大きくなりましたね。 可愛かった子猫の頃そのままの美猫になっていますね。


2014/10/28 (Tue) 12:12 | EDIT | REPLY |   

らもら  

全然知らなかったのですが
猫以外の本も面白そうですね
『老人力』を注文しましたW
ほとんどが在庫なし状態なのが切ない~
再販されるかな?



2014/10/28 (Tue) 21:15 | EDIT | REPLY |   

nico.  

見事に、猫に取り込まれた(笑)方なのですね^^*
取り込まれたご自身をすごく楽しんでらっしゃるのが
ぱんとらさんの紹介文からすごく伝わってくる。
猫の文明、妄想系ってのがそそるwwまた読んでみます♪

猫がホントは猫をかぶってる・・・^^;
だとすると、猫を脱いだときの猫は本来、どういう
姿の生物なんだろう???
考え出すと、ちょっとドキドキしてきますね(汗)。

2014/10/29 (Wed) 16:58 | EDIT | REPLY |   

ぱんとら  

やらいちょうさん
意外と多いですよね、昔は好きじゃなかったのが溺れてるってヒト。(笑) 町田康もそうですよね。
やらいちょうさん、赤瀬川原平ご存知なかったですか・・・
世代差かぁ・・(^-^;)

まろにゃんさん
ひゃ〜〜、赤瀬川原平さんとそういうご関係にありましたか。(^艸^)
ステキな絵、見せてくれてありがとう。
今度うかがったときに、ナマで見せてもらおっと。忘れないようにしないと。^^;

2014/10/29 (Wed) 18:15 | EDIT | REPLY |   

ぱんとら  

Gaviちゃん
あれ〜〜?レスしたはずがないーー。気を取り直して・・・
Gaviちゃん、コメントありがとねー。名画ってみて、
おねえちゃんメイガとか思い出さなかったかなぁ。(笑)
Gaviちゃんもおねえちゃんも、11月に入っても無理せずのんびりとね。^^

ケイママっちさん
表ではなかなか書けない価値ある情報、メールにありがとねー。( ´艸`)
参考にさせていただきます!でも、痛くない手法をやってくれるところ少ないんだね。
そうですか、赤瀬川原平さんご存知なかったですか。新聞でもけっこう大きく取り上げられてますね。
ご本人に会ったというか、たまたま遭遇したってことで、ほんとお声がけしとけばよかったな。^^;

2014/10/29 (Wed) 23:57 | EDIT | REPLY |   

ぱんとら  

REIさん
お褒めくださって、恥ずかしながらも身に余る光栄、嬉しいです。(* ̄m ̄)
REIさんは、図書館利用はしないの? 最近の私は、もっぱら図書館利用、
この3冊とも図書館にあるかと。作家さんには申し訳ないんだけどね。
ふうちゃん、フワフワわんちゃんとの折り合い次第かぁ。。あのわんちゃん、ポメラニアン?
自分のテリトリーではない面接の場(笑)で吠えなかったのなら、うまくいく可能性大かも。
シマシマ〜ず、全員おどろくほどの甘えん坊になってて、びっくり。保護してほんとよかった。
REIさんもきっとそう思う時が来ますよ。ヒメちゃんもがんばれー。

2014/10/30 (Thu) 00:04 | EDIT | REPLY |   

ぱんとら  

らもらさん
『老人力』は、赤瀬川さんの代表作になってますよね。ベストセラーだったし。
アーティストとしても、前衛的な活動で社会に物議をかもした人でもありました。
世代の違いかぁ、案外みんな知らないんだなぁ、赤瀬川原平。

nico.さん
猫に取り込まれた(笑)作家って、けっこう多いでしょう、代表者が「ノラや」内田百閒、
飼い猫をはく製にまでした谷崎や、保護活動始めてしまった町田康も思い出されるけど、
これらの方々は、なんだか恥ずかしいほどに直球なんですよね。
その点、赤瀬川さんは、さすが元々が前衛芸術家だけあって、
ものをみる視点が鋭くユニーク。ほんと、猫を被ってる猫が被ってる猫を脱いだ時の姿は・・・?
たぶん、別の猫なんだと思う。(笑)

2014/10/30 (Thu) 00:17 | EDIT | REPLY |   

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